野菜の需給調整について

今年は暖かい日が続いた影響で冬の野菜が豊作となり、各地の農家では値下がりを防ぐために野菜を大量に処分しています。つまり収穫前の大根等をトラクターで砕いて破棄するということ。
こうすることで市場の野菜価格下落を防ぎ、農家には破棄1Kgあたり13円の補助金が出るということ。
暖かい日が続くことで、大根が重宝される「お鍋」とかが家庭で作られないことも理由のひとつだとか。


自給率が低いのでなんとかしなければならないといわれる日本ですが、自給率が低いのに野菜を数十万トンも破棄しなければならないというのはどういうことか!?
自給率というのは決して農家が少ない、もしくは生産が低いということが問題ではないようだ。消費者の動向の問題であるようだ。
これは消費者の趣向に合わせたものが供給できない、つまり自給できないという意味であり、自給率アップということは、自給できるものを消費者が消費しなければ成り立たない考え方になってしまう。
ここですでに市場主義と自給率が共存しないことになる。
そして自給率という計りは、国家全体の産業で計るべきものではなく、個人生活のレベルで計るべきだとも思う。「個人消費動向にあわせた需要を自給できるのか」という問題を解決して内需が大きくなることが良い事だとも思うけれど、そんな難しいことを求めるより、自給できているものを求めるという価値観が人に戻ってくることは困難であろうか。
どちらにしても自給率アップとは難しい問題のように思えるけれど、自給できることがクオリティオブライフ、つまり生活の質向上を達成できるひとつの方法として確信している中で、自給率とはお金とは縁を切ったところで解決しなければならない問題であると思うわけです。
需要調整とはお金だけの問題だから。
農家の方が苦渋の思いで、野菜を破棄する作業をしなければならないことも全ては消費者の問題であるし、社会全体の風潮の問題でもあるし、本来の幸せとか足元の幸福に気付かずに、遠くのなかなか届かない輝かしい虚像にばかり気が向くように仕向けられている市場主義生活事態の問題であるわけです。
しかしこれは社会の責任もさることながら個人におけるマーケティングセキュリティの問題でもあり、ひとまず腑に落ちれば、落ちた人から楽になり自給し始めてるだろう問題でもあります。
ロハスxマニアックスでも繰り返し、同じようなことが書かれていますが、これらの社会の胸が痛くなるニュースのほとんどがこのようなゾンビ化させられた消費者の混閏とした生活レベルの範囲内で行われていることということがつらいわけです。
今回はなんとなくうまく書けてないような気がします。
しかしもうひとつこの件について言いたかったことは、需給調整において破棄できるような野菜を作っている農業というもののあり方です。
農家の生活、市場の価格維持、いろんな問題を考慮しても、農業から出てきて市場で並べられる野菜の意味とは新鮮とか立派な野菜とか言う前に、それは工業製品であり、生命ではないということです。
人は本来、食物から質の高い生命を供給する必要があったと思うのです。
そのことに気付き始めると、自給という意味と、今回の事態とはまったく違う次元の話ではあるけれど、自給という本質的な意味においての個人の自給があればこの問題には関心を向ける必要もないことになります。それは生産中にゴミが入ったので大量に回収破棄されるカップラーメンのようなものと同じような気がします。
非常に複雑な感じです。
うまく書けていませんね。誤解を生む文章だらけのような気がします。
自分たちの自給率をあげていくということは、すごく楽しく充実したものだと思います。全てをまかなうことはできないけれど、今ある自給で満足していくようにもなっていきます。
自給とは、
ひとつ : 自分で作り出す割り合いを高めていくこととと
ふたつ : 満足するレベルを下げてくることで
折り合いをつけることです。
満足するレベルを下げることとは、我慢したり放棄したりすることではありません。満足は満足です。だからレベルを下げても満足感は変わりません。足ることを知るということはものすごく楽チンになるということなのです。そしてその満足を自分でつくりだすことができるということは、この上なく幸せなことなのです。
欲しいモノは作ればいい。
作れなければ、、、必要ないのかもしれない。
でも必要だ。。。。必要だと思っているだけかもしれない。
作れないと思っているだけかもしれない。作れる範囲で満足するかもしれない。
それでいいのかもしれない。あれこれ考えていると、やっぱり必要ないのかもしれない。
モノがありすぎる。
今ある全てに一度満足してみよう。
あるものに満足する。与えられるものに満足する。
買うことは最終手段だ。
作れるようになりたい。

This entry was posted on 金曜日, 12月 1st, 2006 at 12:49 AM and is filed under カルチャークリエイティブ, 社会風潮. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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