生命地域主義(バイオリージョナリズム)とは

このバイオリージョナリズムとは、60年代後半のヒッピームーブメントからその末永の実践的ライフスタイルから体系づけられ70年代に提唱された考え方ですが、大まかには、自分達の住む地域特性を観察し、それを損なわないような、自然と人との相互依存による共生から、持続可能な社会や生活体系つくりです。パーマカルチャーの考え方ともシンクロしている考え方です。
アメリカではむしろこちらを元にライフスタイル運動をしている場合が多いようです。


そのバイオリージョナリズムには大きく3つのコンセプトがあります
1、自然の働き回復させ、それが持続するよう、関わり方を考える
2、人間の基本的に必要な食物、水、エネルギー、原料、文化を満たし、かつサスティナブルな方法実践する
3、地域生命の再構築と再生を支援する
より地域特性に関心を持ち、観察することで、今犠牲になっている地域の特性を回復再生することから、それらを持続的に繁栄させ、共生できるような社会システムを作りなおそうということのようです。
地球の環境問題が叫ばれていますが、地球=地域というミクロ的思考からマクロである地球のことに結果影響を及ぼしているという考え方もあり、この地域の自然=生命地域、つまり地域そのものが健康な生き物として機能すれば地球に結果好影響を及ぼすということです。
■40年後の現在
これもパーマカルチャーと同じ70年代に出てきたムーブメントの一つなのですが、70年代をピークに日本も公害や環境汚染が非常にひどかった。そういう環境下のもとでいろいろと自然回帰の思想が生まれたんだと思います。
当時の人の思惑通りに世の中は進んだでしょうか?
でも楽観的とまで言わなくても、大きく改善しているところは改善していると思います。当時とくらべて、海や川が比較的キレイになっていることも事実だからです。
しかし人口の増加と都市化のものと消費物質の量が増えている。モラルが改善しても量が増えているという現実が、どうもどこかにしわ寄せがきているようです。
より便利で楽なものがよりエネルギーを使うことと結びついています。なぜなら人が楽をしてエネルギー(体力気力)を使わない代わりになんらかのエネルギーが代用しているからです。エネルギーを使わないということは、ある程度人が人力や精神力でまかなう必要が出てきますが、実はこっちのほうが健康にも精神衛生的にもサスティナブル兼ハピネスなことであるとわかってきます。
そうすると、エネルギーの主体は人に移り、人が疲れると、休むことで環境改善に繋がります。人が動かないのが一番環境エネルギーを消費しないからです。
人が動かないというのはじっとしているということでなく、人力の限界内で留まるということです。これは地域という枠組みをよりよくすることに繋がるし、地域そのものが生命というミクロ的ガイア思想に気付き、結果、自分も地球も他者もサスティナブルになるという理想が実現されます。
社会生活、国際社会など、地域という枠組みを超えた活動そのものの効率化と、人の地域滞留を促進させる社会生活の再構築が今、なんとなく必要だと思われている潮流があると思います。

This entry was posted on 金曜日, 6月 8th, 2007 at 12:55 PM and is filed under カルチャークリエイティブ, 社会風潮. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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