食事のあり方に日常感情を見る

ふと思いついたので、忘れないように書いておきます。
誰かのアンテナに止るだろうか。
最近は、恵まれたことにいい食事をさせてもらっています。
自給野菜と地産物でいただいてきた食材、ほとんどが野菜中心の食生活です。当然季節ものが多くなり、毎日の食材もバラエティに富むとはいかないわけですが、なんの不足感もありません。
このような食生活をしてみると、以前の食事のありようがとても忙しく面倒なものに映ります。「今日のごはんは何を食べようか!?」この思案に対する選択枝の多さ。今日の味覚に対して、なるべく違うものをと考えたり、あまり考えないと味の濃いものに集中してしまったり、とにかく空腹よりも味覚を満足させるために知らず知らずのうちに多大な努力をしているわけです。


あれも食べたいこれも食べたいという食欲を満たすことは、とても楽しい気分なこと。そして手軽に満足感が得られること。ですがこれが一生エンドレスで続くと思うと、どこかで小休止できないものか?とも思ったりします。
スーパーで買うのではない得られやすいもの、地域で採れるものや季節のもの、そういうものが巡ってくる。それを食する。このノンストレスな食生活でいくと、日常の迷いも薄らいでいきます。
あれも食べたい、これも食べたい、の幅が、日常しいては人生の迷いと比例しているように感じるのです。食事がシンプルになればなるほど、日常の迷いも薄らいでなくなるような気がします。
マクロビオティックの究極形は、玄米ご飯にごま塩だけ、という食事ですが、ここまでシンプルになると、きっと人生も迷い無くおくれることになるのではと感じます。マクロビオティックの最奥のコンセプトはここにあるのではないかと思います。
もちろん玄米ご飯とごま塩の食生活がすぐにはじめられるわけではありませんが、それで満足する感覚というのは「あるな!」という思いがわいてきます。味気ない感じもしますが、心は充実している感覚は、多分作り手の感情もあるんだと思います。自分でそれを作るより誰かに作ってもらった玄米ご飯だからこそ、、という気持ちもあります。
今の食生活をはじめてから、1年くらい経つのですが、食事というものを空腹を満たすことと、味覚を満足させることに加え、気分を安定させることに繋がることを発見しました。
空腹感というのは胃袋の大きさにも比例するようで、毎日の食の量とも比例しています。胃拡張なんて言葉もありますが、ある程度収縮した健康的な胃では、満腹感というのはすぐに得られるようです。またゆっくり食べることを心がけるといいですよね。
味覚はエンハンスされた、つまり誇張されたエキサイティングな味に中毒になっていることに気付くことも必要です。外食産業で覚えた味覚はとても化学的に作り出されています。それをご家庭でも実現させたい、、そんなニーズがスーパーなどでも多々売られていることがわかります。つまり新鮮でピュアな味がわかりにくくなっているという現実があり、自分自身もそれに気付きました。
今でもそんな味覚を求めてしまうこともあります。なんせ中毒ですから。欲望には勝てないときもあるのです。
この二つの欲求の意味を理解して、もうひとつ食事による心の満足を意識することとは、シンプルに得られた食材をシンプルに調理して食する。複雑なテクニックを駆使せず、食材を味わうこと、すなわち生命力を吸収することだと思います。それが結局心を満たし、迷いが消えていくように感じます。
たまに複雑!?な素晴らしい料理を食するのを否定はしません。でもそれはお祭り!感覚で楽しんで食べること。そう毎日毎食お祭りであるはずはないので、日常食はシンプルを意識するのがいいですね。
でも心配いらないよと言いたいことは、肉食を控えることから始まり、化学的な味覚を経つことに繋がり、華やかな料理に心奪われないようになるのは、決して「我慢」ではないということです。
「いらなくなる」「欲しくなくなる」といった感覚になるので、まったく心苦しいこともありません。
そして、友人や会合などで出される食事は、肉でもなんでも食べます。「美味しくないな」と感じても空腹感を満たすだけのためでもいいでありませんか。
あまりその栄養や成分が体にマイナスなえ影響を及ぼす!といったことに頑固に悩む必要もないと思います。
シンプルとは、「我慢」ではなく、「必要なくなる」こと。そしてそれは「迷いがなくなる」ことでもあり、顕著に現実的に感じられるのが食事だった。。という発見です。
食事改善!と心気張らずとも意識することが、人生を楽にすごすコツかもしれません。

This entry was posted on 木曜日, 12月 13th, 2007 at 4:47 PM and is filed under カルチャークリエイティブ, ココロの思考記録. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

One Response to “食事のあり方に日常感情を見る”

  1. ANAN より:

    初めまして、
    この間産経新聞に載った記事を読みました。
    とても感心します。
    現代人忙しい、忙しいといっている間、
    失ったことが沢山あると思います。
    日本に来てから、
    沢山のことを経験して、
    今振り返ったら、
    今の生活は本当に自分望んでいる生活ですか、
    何回か自分に言い聞かせました。
    特に大平さんの記事を読んだ後、
    もう一回原点に戻って、
    これから自然と調和しながら、
    本当の豊かを目指して、
    体の声を聞きながら、
    シンプルな生活を送ります。

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