賢者の石

表紙画像
コリン・ウィルソン
2008年も膨大に読書をしたが、その発端となったと言えばおかしな話だが、今年の基点となった本がこの賢者の石だった。絶版では無いが本屋で探すのは苦労した。一度パラパラと見たかったのでamazonでは買わなかった。(ほとんどamazonで本を買ったことないが。。)
主人公、おそらくコリンウィルソン自身の分身であろうが、ピークエクスペリエンス(超越意識)が織り成す、奇想天外なストーリーという感じだが、断定的ではないが、わたしはこれはコリンウィルソン自身の体験に基づいた物語だと思う。
精神的な作用を、現実的な悩科学の作用によって理屈的に説明(物語の展開)していくさまは、とてもドラマチックで興奮するだろう。


脳みそに電極を差して、ある種の精神状態を導く。この手のストーリーはめずらしくないが、そのサイバーパンク小説の先駆的な作品ではないかと思われる。
しかしよく出来たストーリーであり、コリンウィルソンの教文の広さと調査取材の徹底さがこのリアル感を生んでいると思われる。
フィクションで読むのであれ、ノンフィクションで読むのであれ、読者の自由だという感じだ。
つまりノンフィクションで読む場合は、こういうことも有りうると思いながら読む、そしてその科学的手法を用いなくてもそういう話は、例えばチベット密教だの、ヨーガだの、神智学だので説明される現象と酷似していることに気づく。
ピークエクスペリエンスという体験は、普通の人でも突発的に体験している人も多く、この物語の一部でも、「そうそう」と共感してしまうところもあるだろう。わたしはこの読書をきっかけに、この本に出てくる引用掲載の本などに紐づいてどんどん本をアサっていったわけだ。
ちなみにここから繋がった読書は、ラム・ダスの覚醒への旅、ヨガナンダ氏のあるヨギの自叙伝だった。この流れで精神が洗われるような数週間を過ごしたのは、今年の1~2月ごろだった。
そのつながりのある意味最終地点が、先のシャンバラー勇者への道だったわけだが、この間の書評はまたおいおい書きたいと思います。

This entry was posted on 月曜日, 10月 27th, 2008 at 4:16 PM and is filed under Real, ミスティック. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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