マーケティング セキュリティ

自分らしさとか、自由とか、そういったものを追求するときに如何に社会的コントロールを排除するかに意識することは有意義である。
もっとも身近に顕著なコントロール元は、広告である。
広告やマーケティング活動によって、様々な欲求や必要感を盛り上げられてしまう。このようなマーケティング戦略から自分自身を守ることをマーケティング セキュリティという。
マーケティング セキュリティを意識できるようになる最も手早い方法は、マーケティング本を数冊読んでみることだ。マーケティングというヒトくくりではいい表せないが、世の中のマーケティング活動は、様々な方法を推奨し、心理的要因をうまくつけ込んで来るテクニックが乱舞している。


そのマーケティング本自体もその本を買ってもらおうとする施策でいっぱいである。だからマーケティング本コーナーの前でパラドックスに陥ることなく、冷静な目で本を捉えなくてはならないかもしれない。
もともと必要のないものを如何に必要性を増して感じてもらうのか。マーケティング本の共通の基本的コンセプトに
「いいものだからといって売れるとは限らない」
「悪い商品だから売れないということはない」
という2本柱がある。
つまり「商品の品質や性能」と「商品を売るための手段」は別物であり、商品が売れるかどうかは後者のテクニック如何によって大半は左右されるという。
なぜなら「商品の品質や満足感」は買ってからしかわからないからであり、「買う前」にそれを買おうとする動機は「商品の品質」とはまったく別の次元であると考えられているからである。
もちろん全てがこれに当てはまるわけではなく、品質がよければ噂を呼んでヒット商品になることもあたりまえである。
しかし良い品とわかっており本当に必要であるならば、それは買うべきである。
マーケティング セキュリティでは、本来必要無いものを買わないで済ませる自己コントロールであるから「商品を売るための手段」を如何に読み解き、自分の必要性と照らし合わせ、欲求のままに行動しないことである。
買い物は一時的に精神衛生を良くする効果もあるので、消費活動を否定するものではない。しかし無駄な消費活動を激減させることは「自由」や「自分らしさ」への第一歩である。チリも積もった消費活動に追われる経済社会生活をいつまでも続ける気の無い人は全ての広告や情報にマーケティング セキュリティの目を持つことだ。
マーケティング セキュリティのもうひとつの効能は、「気分が楽になる」
追いかけなくてはならないものがどんどん減っていくからだ。情報(という名の広告)がインプットされるとそれを確かめたくなる・確かめなければならないといった行動に出るわけだけど、それが実際に「いつものパターンだ」という認識をもてるようになると、反対に「自分の本当にアンテナを張っている情報」が浮き彫りになる。
すると消費活動や労力といった自己エネルギーを「本当に必要」なものに集中できる。
「気分が楽になる」という言葉の真意は、「時間とお金が余る」という余裕の感情だ。
その余裕が本来注ぐべき「自分らしい自由な行動」を実行することを容易にさせ、そのことが精神衛生的にもポジティブであり、好循環を生み出す可能性がある。
マーケティング ウイルスは、あらゆるメディアを介在してやってくる。
それらと一定の距離をおくなり、接する時間を極限まで減らすなり、視覚・聴覚への影響を最小限にするような工夫をすればいい。
世の中の動向や流行といったものに取り残されるのではないか!?という心配をされる方が多い。しかしその心配自体がウイルスそのものであると気付くことから意識してみよう。実際メディアカットをした生活をしてみても、何ら影響はない。それよりも本当に時間とお金が浮いてしまう。
確かに、最新のヒット曲がわからなかったり、みんなが見ているドラマを知らなかったり、新人タレントの名前もわからなくなる。
ただ、それを知っていることが「不自由人」であることの証かもしれない。
「自由」とはハッピーだ。ハッピーになれる要素だけ知っておけばいい。
ゴミをはらって、真摯にハッピーに向かおう。

This entry was posted on 木曜日, 11月 3rd, 2005 at 4:19 PM and is filed under カルチャークリエイティブ, マーケティングセキュリティ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

2 Responses to “マーケティング セキュリティ”

  1. a-groovlog より:

    赤いカプセルと青いカプセル

    風邪薬の話ではない。 マトリックスで、ネオが赤いカプセルと青いカプセルを選択して…

  2. ■週末の学び11/5「ロハス」

    「ロハス」って知ってます?
     
     
     
     
     
    まだまだ認知度は低いが
    しばらくすると…

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