ロハス ミーム

ミームとは何か?
ミーム―心を操るウイルスという本を読んだ。マイクロソフトのワープロソフト「ワード」を開発した方の本だったんだけど書かれたのが1998年なんだけど、先に書いた「マーケティングセキュリティ」や「ロハスミッション」の概念に絶妙に則していて読んでいてちょっと興奮した。


ここまでも同じ思想でシンクロすると、少々分厚い本でも一気に読んでしまうものだ。
ミームとは簡単に言うと、マーケティング活動や布教活動によって、伝染していくパラダイムの体系のこと。マインドウイルスという表現も出てきたけど、文化や道徳、価値観というものが如何に簡単に広まり、信じられるのかといったことを心理学や人文学とともに研究されている学問のことだそうだ。ミームという名称は本書の著者のオリジナルということ。
しかしここで結論付けられていることは、マーケティング活動がある意味洗脳行為であって、利己的な達成のために巧妙に駆使されつづけている。これに関わる知恵や技巧は年々巧妙になってきており、人々はまさにそのコントロール下において洗脳されつづけている。しかしこのことが善的に利用されることになるとそれはそれで非常にポジティブだという考え。
ロハスとはまさに人と環境と経済がWinWinWinになるように仕組まれるべきミームだ。ミームが発表された年に研究が開始されたロハスであるが、この思想を受けついだシンクロニシティを感じる。
そうロハスを洗脳することで人も地球も良くなっていく。
とても理想的な解釈。
そもそも人がなぜこれほどまで簡単に洗脳されてしまうのかというと、そもそも洗脳下にあることに気付いていないまま、テレビを中心としたメディア配下で暮らしていることに大きな原因がある。
そう主体性をもってものごとを選択することなく、世の中の風潮や流行、口コミ等による選択基準を自分の外に置いているからである。もちろんこれは選択するだけの知恵を持ち合わせていないといったことも考えられるが、であれば、ロハス的に人々は自分で選択しようとする主体的な価値観に気付き、選択するという行為にポジティブになればいい。
それにはこのミーム、当ブログで表現したマーケティングセキュリティといった概念を知ることで、自分の主体性を意識することからはじめればいい。
自分の好きなこと、自分のしたい事、自分が心地いいこと、そしてそれらが他者の犠牲を払わないようなこと、そしてそれが自分と環境にWinWinであること、つまりサスティナブルであるということ。
理論的に理解していなくても、それが自分と環境に心地よければまずは良しとする柔軟な発想。
ロハスのもともとのコンセプトには自己実現といったカテゴリーがある。
そもそも自己実現とは、マズローの欲求段階においても最上段にあるもので、人が最終的に欲する最上位のカテゴリーとされている。
そこに到達する、あるいはそこを目指すこと自体がロハスなワケであり、それにはもちろんこの主体性を発揮することが前提となるわけです。
ミーム学という学問が今現在どこまで解釈されてきているのかは不明である。アマゾンで検索してもあまり最新の書籍は無いようだ。しかし言葉が変わってきても、このような文化遺伝子であるミームは確実に存在しており、それを巧みに利用したものはなんらかの成果をあげてきているのだろう。
ロハス ミームは経済観念とスピリチュアルが統合されたはじめてのミームだ。これまでの営みの延長上に人と環境と経済のWinWinWinを見出す、より楽しく、よりハッピーで、より叡智的なミームに伝染していくことを祈ってみる。

This entry was posted on 月曜日, 11月 14th, 2005 at 1:06 AM and is filed under カルチャークリエイティブ, 社会風潮. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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