ストローベイルハウス造り

京都の亀岡にストローベイルハウス協会主催のワークショップに参加。
1日目夕方集合でホテルで基本の講義。
■ストローベイルハウスの種類
・壁式工法・・・藁を積むだけで家を形成する方法。これだと10坪以上になると建築基準法に引っかかるらしい。ただし無指定?の土地はOK。
・非壁式工法・・木や鉄骨等の骨組みがありそれに沿って壁を藁でつくる工法。


イメージの中では、骨組みはあったほうがいいような気がする。屋根を支えるのが藁ってのはちょっと不安だからだ。
■ベイル(藁ブロック)の作り方
ベイラーという器機(約20万円)をトラクターにつけて畑を走ると、ぽんぽん自動的にできるらしい。最近ではロール型といって丸いベイルになってしまうのが主流らしい。昔の畑ではブロック型のベイラーが納屋なんかに残っていることがあるのでいろいろ見聞きすることが必要。
材料は米や麦、さとうきびなんかでもOK
■ストローベイルハウスは左官が命
てまひまわざを駆使した左官技術でストローベイルハウスのクオリティが決まる。湿気や雨対策をしっかりする必要があるため。
日本は多湿なので藁の家は向かないという意見があるが、オーストラリアでは熱帯雨林でも建てられている例があり、この左官技術がきっちりしていると大丈夫ということ。
■セルフビルドは、
自分で見積もりができるようになったほうがいい。
それにて工程から材料まで把握できるようになる。なるほど。
2日目朝から夕方までベイル積み他
朝8時からバスに乗って現地へ。結構山奥のひそかな集落。
鉄骨倉庫をリフォームしてのストローベイルカフェ造り。
今日は壁にストローベイルを積む。(写真は後からアップ)
・防水マットを敷く
・藁ブロックの大きさ調整
・藁を積む
・両サイドを鉄骨で固定。紐を通して結ぶ。この作業が結構要だったような。
・金網で形を成型しておく
2日目夜、事例や左官技術について講義
ビール飲んでメシ食べて風呂も入って、超眠い講義だった。
印象:ストローベイルハウス協会の馬上さんは本職の建築士、事例も全て受託案件なので一見普通の家とあまり変わりないような印象。あまり遊んだものは作っていない様子。やっぱオーストラリアの事例にあるような丸みを帯びたデザインでクリエイティブなことをするためのストローベイルハウスでありたいと思った。
3日目朝から夕方まで左官作業
昨日の積んだ藁にシックイを塗っていく作業。
・とにかくシックイを藁にこすりつけて全面を被うようにする。
・細かいところを塗り藁が見えなくなるまで行う。
非常に単純な作業だったけど、パレットとコテを持ってシックイを塗るという作業を初めて体験できて良かった。とてもうでが疲れるので基礎体力が必要だ。それから一度に扱うシックイの量もなんとなくわかった。
今回は調合済みのシックイを使ったけど、本来左官職人の技術の推移は、このシックイ剤の調合にあるという。土壁からシックイ壁、モルタルまで、うまく長持ちするような状態に調合してから塗るらしい。しかし今ではこのような面倒な作業は行われておらず、左官職人もあまり出番が減ったらしい。でも実際に建てるときは一日でもアドバイスもらうために雇うことも必要だろうと思った。
感想
男女半々くらいで20名くらいの参加者。岡山四国方面~東京方面まで。すでに家を造りはじめている人や、自分の持ち家を山に持っている人とか、わりとみな実践的。仕事も建築系の人も多かったかな。年齢層も幅広かった。
現場での作業が中心だったけど、ストローベイルハウスはやはりこのようにワークショップを開いて人員を確保することが必要だと思った。こつこつ作るような感じでなく、一気に作り上げてしまわないとシックイや藁の湿気の問題もある。左官も慣れないのに藁に塗るのは一苦労だし。
でも大きさによるけれどこのような人海戦術も一日二日で大丈夫な様子。
左官作業は塗り重ねていってどんどんクオリティが出てくるとか、毎年毎年修繕塗りを重ねる習慣を作ればどんどん良いものになるような気がする。ドイツの一部の田舎ではそのような習慣は主婦の仕事として今でも行われているだとか。。。
自分なりの考え
家に関するイメージが大きく膨らんだ。一番の難関は藁を安く手に入れることだ。
民家増築をするときにこのストローベイルを是非取り入れたいと思う。家全体でなくとも一部に象徴的な広々とした空間で平屋。丸みと色をつけた何か活動できるような場所にしたい。
数名の連絡先をもらったので夏に機会があれば進捗を見せてもらいに行こう。また今回の場所も一緒に行った友達のつながりんぐがオーナーつながりんぐだったので、完成後にまた訪問したい。バラ園&カフェをするらしいので行きやすい。

This entry was posted on 土曜日, 4月 1st, 2006 at 2:31 PM and is filed under パーマカルチャー, 学習・情報. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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